PICマイコンの開発環境(必要なもの)について
久しぶりにPICマイコンの話でもしようと思います。
過去にPICマイコンを用いてこういったものを作ってみました。
@PIC戦車
私の作ったものは大したことないですが、使いこなせるようになれば、素晴らしいガジェットなどを作れるようになることでしょう。
本題に入りますが、PICマイコンはArduinoなどのマイコンボードと比較すると、準備が少々面倒です。
なので、今日はPICマイコンを始めるのに必要な準備(開発環境)などについて書きます。
目次
スポンサーリンク
絶対に必要なもの
絶対に必要なものを列挙します。
- PICマイコン
- ライター(プログラマ)
- 統合開発環境(IDE)
PICマイコン
当たり前ですがPICマイコン本体が必要です。
@PICマイコン
PICマイコンのいいところは、数の多さです。とにかく種類が豊富にあります。価格もピンキリです。
マイコンを選ぶポイントは消費電力、ピンの数、CCPピンの数です。
いずれにせよ、用途に合ったものを購入すると安くて済みます。
購入はネットショップでもいいと思いますが、実店舗に行って買うのがベストです。都内に住んでいる人であれば秋月電子などがオススメです。
店員さんはとても詳しいので、わからないことがあったら丁寧に教えてくれます。
ライター(プログラマ)
ライターとは、パソコンからマイコンにプログラムを書き込むための装置のことです。プログラマとも呼ばれたりします。
PICマイコンのライターは、PICKit3というものが使われます。
@ライター(PICKit3)
一般的には、下の画像のような感じでマイコンに書き込みます。
@書き込み中
購入はAmazonを強くオススメします。理由は断然安いからです。
6,000円前後と少々高いですが、1度買ってしまえばずっと使えるものなので、損はしません。
統合開発環境(IDE)
統合開発環境とは、プログラムを書くのをサポートしてくれたり、デバッグしたり、マイコンに転送したりすることができるソフトウェアのことです。
今だと、MPLAB X IDEという公式の統合開発環境が使われています。こちらは無料で使うことができます。
有償版もあるのですが、電子工作など個人レベルで使用するのであれば無償版で十分です。
あると良いもの
次に、あると良いものを紹介します。
- アダプタ
- 参考書
アダプタ
アダプタを使用すると、マイコンとライターの接続を簡易的に行うことができます。
@アダプタの例
上の緑の基板がアダプタです。
PICマイコンは、マイコンごとに書き込むための配線を変えないといけません。ジャンパ線の配線を変えるのは面倒なのです。
そこで、アダプタを使用するというわけです。こちらであれば、ピンに通電カバーを被せるだけで配線を変更することができます。
アダプタは多くの種類があります。私はマルツオンラインで購入しました。
こちらは、自分でハンダ付けを行うタイプです。
完成品なども売っていると思うので、自分で作るのが面倒な人はそちらをオススメします。
参考書
ネットで情報を得るのも良いと思いますが、入門者の人は本で勉強するのをオススメします。
私が入門に使用した2冊をご紹介します。
- PICアセンブラ入門
- 図解 PICマイコン実習―ゼロからわかる電子制御
PICマイコンは、アセンブリから始めることをオススメします。理由はC言語から始めるよりも理解が深まるからです。
なぜこの本がオススメかという理由は以下の関連記事をご覧ください。
まとめ
PICマイコンはオススメです。
最近だとArduinoみたいなマイコンボードが流行っているようですが、私から言わせれば、あんなものは冗長です。
PICの方が高機能で良いものが作れます。
以上です!
ノシ
スポンサーリンク
関連記事