【実体験】インターンシップが本選考に影響がある理由
インターンシップの注意書きには、必ず以下の文言が書かれていると思います。
「本イベントは選考とは一切関係ありません。」
結論から言うと、これは大嘘です。
家電メーカーのインターンシップで、本選考の内定をもらった私が言うのだから間違いありません。
今日はその理由を私の体験を交えながら説明したいと思います( ´∀`)
目次
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私もインターンシップに参加しました
少し前に家電メーカーのインターンシップに参加してきました。
家電メーカーのインターンシップで、2週間の実践タイプでした。
実際にコードを書かせてもらい、Androidのアプリを開発しました。
結果的に、この会社から本選考の内定をもらい、来年から正社員として働くことになりました。
そもそもインターンシップは何のために行うのか
そもそも企業がインターンシップを行う目的は何なんでしょうか?
会社のことを知ってもらうためだとか、社会貢献の一環とか理由は色々あると思います。
しかし、当たり前ですが、会社は利益にならないことはやりません。インターンシップを行うということは、会社にとって利益があるのは間違いありません。
では、会社にとっての利益とは何でしょうか?
実際に参加した私なりの考えを言うと
インターンシップは、会社が有望な学生に目星を付けるために行うイベント
だと思っています。
つまり、インターンシップは本選考に大きく影響があるということです。
インターンが本選考に影響すると思った理由など
以下はすべて私がインターンシップに参加しているときに、聞いた話や見たこと、感じたことです。
会社がインターン生にどれだけのコストをかけているのか
インターンの初日が終了した日に、部署の人たちが歓迎会を開いてくれました。
以下はそのときにお酒を飲みながら、社員とやり取りした会話です。
社員「インターンといっても実質的な就職活動だよ」
俺氏「でも選考には影響ないんですよね。募集要項に書いてありました。」
社員「そんなの大嘘だよw」
俺氏「!?」
社員「会社が君みたいなインターン生を受け入れるのにどれくらいのコストをかけていると思うのw」
私が参加したのは交通費、日当、遠方から来ている人は宿泊施設まで手配してくれる至れり尽くせりなインターンシップでした。
社員「会社は利益にならないことはやらんよw」
俺氏「確かに・・・。」
社員「そりゃぁ大声では就職活動とは言えんよ、でも実質的な就職活動だよw」
確かに冷静に考えてみればその通りですよね。
インターン生を最終的に雇う気がなければ、コストをかけたりしません。
説得力のある説明だと思いました。
新卒に圧倒的にインターン生が多かった
内定者懇親会で会った内定者たちの多くは、同社のインターンシップに参加した人たちでした。
これは偶然とは思えません。わざとインターン生を取っているとしか思えません。
インターンシップ中に、社員が私に将来的に働く前提で話をかけている
社員の人たちは常に、私に対して、この会社で働くことを前提に話をかけていました。
(何気ない雑談にて)
社員「俺くん、どこから来てるんだっけ?」
俺氏「〇〇に住んでます。電車で往復4時間かけて来ています。」
社員「大変だね。でもあそこに社員用の寮があるから入社してからは大丈夫だね」
(インターン初日の歓迎会での、乾杯の音頭)
社員「それでは、俺くんが将来的に入社することを願いまして、乾杯!!」
俺氏「!?」
(インターン最終日にて)
社員「俺くん、結構、ソフトウェア開発について詳しいんだね。」
俺氏「まぁ初心者ではないですから。」
社員「そうか、うちの会社でも1年くらい勉強したらやれそうだねw」
とにかく社員全員が入社前提で私に接しているような印象でした。
能力をチェックされている
インターンシップの課題は、Android向けのアプリを開発することでした。
社員は、ヒントは教えてくれますが、答えは教えてくれません。
理由は、私の能力をチェックするためだと思います。
何故、私の能力をチェックしているのでしょうか?
それは、将来、この会社で働けるポテンシャルがあるのかどうかを知るためです。
最終日の打ち上げでの偉い人たちの挨拶
最終日は、部署の人ほぼ全員(部長と課長を含む)が「お疲れ様会」という題目で打ち上げ会を開催してくれました。
驚いたのは、偉い人たちの最後の締め挨拶です。
課長、部長という偉い人たち2人が壇上に立ちます。
課長「俺くん、ようこそ〇〇(部署名)へ。そして2週間お疲れ様でした。このインターンシップを通して俺くんのことはよくわかりました。なので、我が部署で受け入れようと思います!なので是非エントリーしていただいてもらおうと思います。」
(一同拍手 + 歓声、そして課長が私に握手を求めてくる)
部長「では、私からも挨拶を。俺くん、2週間お疲れ様でした。俺くんが本気を、本気を見せてくれれば、我が部署で受け入れようと思います!!!」
(またしても、一同拍手 + 歓声、そして課長が私に握手を求めてくる)
部長「それでは俺くん、君からも挨拶を。」
俺氏「(えっ!?いきなり!?)」
俺氏「えーっと・・・。皆さん、2週間ありがとうございました。みなさんがとても私に優しくしてくれて嬉しく思います。また会う機会がありましたらよろしくお願いします!」
(またしても、一同拍手 + 歓声)
案の定、この会社から内定をもらい、来年から働くことになりました。
課長の本音
同じく「お疲れ様会」での出来事です。
最後に課長とこんなやりとりをしました。
課長「入社面接なんてさ、たかだか30分程度じゃん。それじゃどんな人なのか見抜くことはできないんだよね。これは面接を行う人全員の本音だと思うんだ。」
俺氏「確かに・・・。」
課長「最低でもこれくらいの期間(2週間)がないと。」
俺氏「確かに・・・。」
課長「この2週間で俺君がどういう人なのかよくわかりました。うちの部署で受け入れようと思います。なので、ぜひエントリーしていただいて」
俺氏「ぜひぜひお願いします。」
備考
長期のインターンほど本選考に影響あり
以上のことから、長期のインターンほど本選考に影響があると思いました。
「長期のインターン = お金がかかる」という関係が成り立ちます。
言い換えれば、お金をかけてでも学生の能力をチェックしたいということになります。
そいういうタイプのインターンシップは、内定直結であることが多いように思います。
インターンシップにエントリーするだけでも本選考に影響はあると思う
高倍率なインターンシップほど採用されるのが難しいのは事実です。しかし、エントリーしておくだけでも意味はあると思います。
例えば、本選考の面接で、最終的に学生2人で迷ったとします。能力も人物像もどちら同じ程度良いとしましょう。
しかし、一方はインターンシップにエントリーしていた、片方はしていなかったとします。
どちらが採用になるでしょか?
より志望度が高いと判断できる前者が採用される可能性が高いです。
インターンシップは諸刃の剣
インターンシップに参加して自分の能力・人物像が相手側に伝えられれば本選考に良い影響を与えることができると思います。
でも、もしも上手くいかなかったら、というか悪い印象を与えてしまったら・・・。
恐らく悲惨な結果になるでしょう( ;∀;)
他の会社でも同じだと思う
「この話って、あなたがインターンシップに行った会社に限る話じゃないの?」と思われるかもしれませんが、私はそうは思いません。
確かに私が行ったのは、本選考への影響を露骨に語る会社だったかもしれません。
でも、大体どこの会社も同じではないでしょうか?
会社がコストをかけてまでインターンシップを行う意味を考えれば、自ずと答えはそうなるはずです。
まとめ
働きたい企業があれば、とりあえず、エントリーした方が良いのではないかと思います。
結果、インターンシップで本選考に悪い影響を与えてしまうかもしれませんが、失敗を恐れていては何もできません!
とりあえず、エントリーしてみましょう!
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